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クロジ 第12回公演 「ヒルコ」千秋楽公演 観に行ってきました!

お久しぶりです!

Yong_Kiです。


次は食べ物系の日記を書きたいなぁなんて言って気付いたら、だいぶ日が経っていましたね(笑)


気付いたら秋めいてどころか、もう結構肌寒い感じで、今年も残すところ2ヶ月くらいというのにビックリしています。


さてさて、今回も舞台を観に行ってきました!

演目は、劇団「クロジ」さんの第12回公演 「ヒルコ」という作品です。



hiruko.jpg




クロジと言えば、以前の日記にも書いた、東京ジャンケンの「あなたに会えてよかった」でも参加していた、福圓美里さんが主宰として、松崎亜希子さんと共に活動している劇団ですね!

私はクロジの舞台を観るのは初めてで、福圓さん自身が以前、「あなたに~」で演じられていたジェシカの役は、今まで演じた事の無いタイプの役だったと仰っていたのを思い出したのもあって、どういう表現をされるのかとても気になっていました。


私自身の時間の都合がなかなかつかなかったのと、先行販売チケットが即ソールドアウトしてしまった事もあって、観劇を諦めていたのですが、「沢山の方々に観て頂きたい」という、クロジさんのご配慮から、当日券を出していたらしく、観劇する事ができました。本当に感謝です!


六本木の俳優座劇場で行われた公演だったのですが、劇場は早い段階から沢山のお客さんでいっぱい!

当日券は抽選制ということで、運を天に任せ、くじを引き、観劇をすることができました!(*´∀`*)


さてさて、では、そんなヒルコのあらすじ。

「対立していたウルガノと、ツツジモリという、2つの国。
同盟による政略結婚で、ウルガノ国の王子、右斗【みぎと】(演:大高雄一郎さん)。ツツジモリの姫、真珠【まじゅ】(演:福圓美里さん)の二人が結婚することになった。

政略結婚と言われながらも、右斗と真珠は幸せな新婚の日々を過ごしていっていたのだが、ある夜、真珠は翌日、戦に出る右斗の身を想うあまり、彼をいつでも自身に感じる事ができる証と信じ、右斗の左手の小指を斬り落としてしまう。
勿論、右斗を含め、ウルガノ、ツツジモリ両陣営とも、彼女の奇行に驚き、真珠の主張には一切耳を貸さなかった。

そんな、愛している妻の事も素直に信じれなくなり、自暴自棄に陥り始めた右斗達の前に、暴君である銀凪【ぎんなぎ】(演:関智一さん)が統治する、マガシロが両国に対しての侵略行為を行う。
内部が揺らぎ、統制を欠いたウルガノ、ツツジモリ同盟国は、為す術もなくマガシロの手に落ち、マガシロ・銀凪に降る事で生活をする事になるのだが…」


と、こういう大きな世界観!

あらすじを見聞きしていた所、今回の演目の舞台はファンタジーの世界で、
「ちょっと世界観とか慣れるのに時間がかかるかなぁ~」
なんて思っていたのですが、登場人物の軽快なノリというか、台詞回しなどが実に現代的で、スムーズに世界に入り込む事ができました。



ではでは、ちょっと文章がおかしいとは思いますが、ざっくりざっくりと感想を(ネタばらし沢山ありますのでご注意!)



あらすじにも書いたように、真珠は右斗を思うがあまり、ものすごい行動に出るわけですが、最初は私も、観てて「ええええええええええええええええええええ?!?!?!?!?!?!」ってなったわけです。(笑)

だって愛してるから、近くに居るという証が欲しいからと、指を斬り落としちゃうんだもん! なんというかすごい…( ゚д゚)


でも、観ていく内になんか、真珠の素直な心に打たれるんですよね。 きっと、右斗も同じで、そんな真珠の真っ直ぐ(過ぎる程の)想いを分かっているからこそ、それでも理解に苦しむという葛藤が自身を縛り付け、先で余計苦しむ事になっていくのだろうなぁと。


マガシロの下に降った右斗、真珠達の生活は凄惨を極めたものでした。

真珠の発言に苛立ちを覚えた銀凪は彼女を殺そうとするのですが、右斗がそれを庇い、とうとう左手自身を奪われてしまいます。

愛していた妻から指を奪われ、その妻を庇い左手を奪われる。自身の行動と迷いがより右斗自身を苛み、彼の自暴自棄は更に加速していきます。

それを見た、右斗の幼馴染みであり、真珠の従者を勤めている、梢【こずえ】(演:神田朱未さん)が、自暴自棄になる右斗を優しく包みながら、真珠に対しての意識が、憎しみを込めたものに変わっていきます。

右斗にとって、梢もとても大切な人物。彼女の優しさを受け入れる様が真珠の目にも入っていくのです。


私は、なんかもうこの辺りは観劇していて心が辛いというか、複雑な気持ちになっていきました。
勿論、梢も自分の立場は把握しているので、その辺の距離感を意識された芝居が実に心にクるというか…



不器用で直情的ながら、とても故郷や友人思いの右斗と梢の幼馴染みで友人である、三富【みとみ】(演:立浪伸一さん)もその複雑な気持ちを加速させる人物だったんですよね。

彼も元々この政略結婚にはあまり乗り気ではなく、真珠の奇行にも、真っ先に謀反だと切り出したりとしていたのですが、右斗や梢、ウルガノを想う気持ちは清々しい程真っ直ぐで、劇中で最も心情が終始一貫していた人物だったんじゃないかなぁと思いました。

それが尚更に、観劇してる側の気持ちに訴えてくるものがあると思ったのですが。



真珠の兄であり、マガシロに降った後には、作戦参謀として迎え入れられた廉児【れんじ】(平川大輔さん、波多野和俊さん ※ダブルキャスト)も、実に難しい役所。

冷静でかつ争いを好まない、理知的な性格の廉児は、妹の起こした行為、マガシロに降った妹が迎えた数奇な出来事、それら全ての出来事に対面して、加えてかざりの戯れにも付き合わされそうになるという苦労人っぷり。

冷静な彼が、本当に妹思いな方。でも、内では、そんな真珠に狂気を感じ、下手をすると誰よりも、半ば妹の行為を受け止めるのに苦悩したのではないかなぁという気持ちになりました。

私はこの千秋楽公演のみを観劇したので、平川さんの演技だけを観させて頂いたのですが、波多野さんがどういう廉児を創りあげていたのかも、同時にとても気になる所でした。

そして、平川さんの声がとても柔らかくてセクシーでした。でも激情的な部分では凄く真に入っていて、とっても惹かれていましたね。



私個人、ヒルコの感想を短く表すなら、「想いの交差」が秀逸に描かれた作品だと思いました。「想うが故の愛、狂気、許し、自己顕示」沢山の想いが、各個人のキーワードのように描かれていて、各自、どこかが欠け、その欠けたものを求め行動する。


銀凪を中心としたマガシロ陣営もその例に漏れる事無く、 単に愛憎劇の一言にまとめる事のできない複雑な想いが交錯していました。


狂気を求め、憎しみの感情を自身に向けられ続ける事で、自己の生を実感する銀凪。

その純粋な狂気は、正に災厄そのものなのですが、彼はその欲求に対して最も正直に向き合った結果。辿り着いた生き方がその暴君であることだったのでしょう。 許されるべき行動ではないと思いながらも、決して善と悪という単純な指針で見ることの出来ない、キャラクターを関智一さんが豪快に、コミカルに、それでいてシンプルでいて様々な欲求が内包された狂気を、文字通り怪演されていました。

ホント素晴らしい!!



嫁ぎ先を銀凪により滅ぼされているにも関わらず、心の底から銀凪を愛している妻のかざり(演:松崎亜希子さん)。

かざりはとても健気な女性なんですよねぇ……愛するが故に、銀凪の欲求に終始応える事ができず。それでも彼に自分を見て欲しくて、様々な方法を模索し、努力をする。

彼の中心が自分の方向を向いて居ないことをずっと知りながら。その先に見た彼女の生き方、答えは実にシンプルなものでした。


他の登場人物でもそうなのですが、「ヒルコ」はこの、様々な思いが交差し、個々に抱いた葛藤に向き合った結果、辿り着いた答えがシンプルなものへと帰結していく流れがとても綺麗だったのが、個人的にはとても印象深い作品でした。

右斗や真珠や太季はもちろんの事、かざりもそれを私に示してくれたキャラクターの一人でしたね。



銀凪に一族を皆殺しにされ、胸に溢れんばかりの恨み、憎しみを抱きながらも、仇を討つ事を本懐とはせずにいる、占い師の一族、太季【たき】(演:木村はるかさん)

太季の溢れんばかりの憎しみの感情を押し殺し、それが銀凪によって都度煽られ、爆発しそうな所を沈める。そんな彼女も、真珠に会う事で、自身が銀凪に何を要求しているのか。 抑制してる感情の中でのその繊細な表現がとても素晴らしくて、静かに熱演をされているという曖昧にも感じる表現がとてもしっくりくると感じました。


銀凪の下克上によって人生を狂わされ、彼の下で兵器開発に勤める、マガシロの元皇族の砂井【すない】(演:三原一太さん)

元出身に関してはパンフレットを見て知りました。劇中にも太季に対して示唆させる事を言っていましたが、まさかそんなに高貴なご身分だったとは!(笑)

人生を狂わされ、日陰者として、ひたすらに兵器開発の仕事を勤める事になり、外の世界からは遮断された生き方をしていた砂井は、左手を失い、恐らく銀凪の戯れで、兵器開発の仕事をさせる事になった右斗に出会い、刺激を受けて、一つの答えに辿り着いたんですよね。

それは武器庫を爆発させるというもので、自身の存在の大切さを銀凪に認めてもらう事でした。

日陰者だった彼は自身の自己顕示欲に正直になった結果、謀反のような形で、己の存在を証明しました。

最期での彼は、とても満たされているように感じましたね。
コミカルな役所だったのですが、観ている内にグッとくるキャラクターの一人でした。



そして、主人公である、右斗。

小指を失うという一つの事件からどんどん狂い始めた彼の人生は、真珠を含めて、観てる側の気持ちを押し潰していくように凄惨なものでした。

信じていたものが信じれなくなり、どんどんと狂い始めて、拠り所を求め、苦渋の決断を迫られていく

もう本当に観てて辛い!!

皇族の重圧、妻への気持ち、国の状況、隻腕であることによる周囲の視線。に彼は包まれ、そこに幼馴染みの優しさが胸を打つ。 打つからこそ、大切な幼馴染みだからこそ、それがまた一つの問題となるっていう…

序盤にたっぷりと、元々の、右斗の性格や幸せな生活が見てたから、尚更にキツいんですよね。このお話…



そしてヒロインの真珠。

新婚時の、「みーくん♡、まーちゃん♡」の関係のキャッキャウフフな感じが、「あなたに~」のジェシカと若リースを観てるようで笑いながらほんわかしてたらまさかこんな話になるとは!!(笑)

真珠は本当に真っ直ぐで素直な娘なんですよね。だからなんかこう、さんざん書いといてなんなのですが、「奇行」とあれを挙げるのも少し躊躇う部分があったり(笑)


いやまぁ確実にどう考えても奇行なのですが!


ただ、それほどまでに真珠は本気で、右斗の事を愛していて、想っている。

その純粋で真っ直ぐな想いが、痛く苦しい程に伝わりました。


真珠が右斗に避けられ、無視され、泣き崩れて懇願するシーンは、今思い出しても涙が出てしまいます。
福圓さんの熱演も相まって本当にあそこのシーンは辛いものがありましたね。



当たり前と言えばそうなのですが、
「登場人物全てに物語があり、それぞれの想いが、交錯していく。」
「ヒルコ」は、そんな様がとても綺麗、時には怖い程に描かれている。繊細な脚本な印象を受けました。




劇伴もとても良くて、民族調の楽曲にデジタル系のアレンジしたものが、劇中のノリに合わさり、より観劇する側の距離感と近いものになっていたなぁと思いながら聴いていました。



最後に。

この作品は、男女で受け取り方が大分変わる作品じゃないかなぁと感じました。

行為の是非ではなく、その行為に対しての意味、気持ちに対しての受け止め方として。

「沢山の方に観て欲しい」という、クロジさんのお言葉の意味が観劇する事で少し変わったかもしれません。


本当に心に残る素敵な演目でした!
観ることができてよかった!!



福圓美里さん、松崎亜希子さん、演者の皆様ならびに、脚本、演出、スタッフの皆様。千秋楽まで本当にお疲れ様でした!

次回の公演は、来年の9月を予定しているということで、また楽しみな劇団が増えましたね!




短く伝わりやすいようにと、感想をまとめたつもりが随分長くなって自分でもびっくりしてます(笑)

それでは今回はこの辺で!



■クロジ(稽古場ブログあり)

http://www.kuroji.jp/


■福圓美里さん公式ウェブサイト

http://misato.idt.jp/


■福圓美里さんTwitterアカウント

https://twitter.com/misa0110


■あき缶 カンパニー(松崎亜希子さんブログ)

http://akikanburogu.jugem.jp/


■ラジオ『福圓美里&松崎亜希子のクロジカン☆』(モバイル文化放送 超!Mobile A&G)

http://www.agqr.jp/agmobile/

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プロフィール

Yong_Ki

Author:Yong_Ki
新旧問わず、ロボットアニメと音楽が大好きな「おおきいおともだち」です。

最近は他のアニメや特撮作品にも興味を持ち始めました。

ブログはまだ不慣れですが、ちびちび更新していきたいと思います。

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