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東京ジャンケン 第3回公演「コミック・ポテンシャル」観劇してきました!

どうも~!Yong_Kiです!

更新大変遅くなって申し訳ありません。
本当は観劇後、すぐに更新したかったのですが、公私共にバタバタしていまして。
パソコンが壊れたりとか他にも色々と…(TへT)

さてさて、それでは今回の日記なのですが…
まず皆様にお詫びしないといけないことがあります。
前回の日記で、「次回はたまには東京ジャンケン以外の観劇した舞台の話をしよう」と言っていたのですが……

今回の日記も東京ジャンケンです(笑)

と!言うのも!

はい。行ってきました。

東京ジャンケン 第3回公演
「コミック・ポテンシャル」

(作:アラン・エイクボーン、訳:小田島恒志、演出:野坂実)

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当ブログでもおなじみ、声優の豊口めぐみさんと、演出家の野坂実さんによる演劇ユニット「東京ジャンケン」の3公演目の演目は、旗揚げ公演での演目「あなたに会えてよかった」同様、アラン・エイクボーン氏の「コミック・ポテンシャル」となりました。

公演は7月2日から6日までの5日間。計8回の公演となりました。
今回は私は2~6日まで、それぞれ一回づつの計5回を観劇してきたのですが、まぁ~、今回も色々と面白い仕掛けが沢山されていて、やっと色々と話せる今日を待っていました(笑)

今回のコミック・ポテンシャル、演目自体がなんと、中休憩10分と演者さんのご挨拶を含めると約3時間にも及ぶ大長編ということで、感想も全部を書くのは難しいですが、出来るだけ心に残ったことを書いていきたいと思います。

観劇出来なかった方に、少しでも演目の雰囲気が感じられ
観劇された方の、思い返すお手伝いが、少しでもできたら幸いです。

今回の日記はかーなーり長くなってしまったので、それこそコミック・ポテンシャルの演目のように、間に休憩を挟みながら、読んでくれたりしてくれると嬉しいです。


ではではあらすじから





舞台は今より近未来の地方テレビ局
テレビ番組も、現代とは異なり、役者も俳優型アンドロイドの「アクトロイド」を使用して、人間の代わりに演技をするようになっていました。

コメディ作家志望の若者アダム・トレインスミス(演:米原幸佑さん)は、財閥総帥の伯父、レスター・トレインスミス(演:大林隆介さん)のコネで、系列であったこのテレビ局に、この局の支局長、カーラ・ペッパーブルーム(演:園崎未恵さん)と共に訪れます。
彼の目的は、ここで仕事をしている、古きコメディ界の巨匠チャンドラー・テイラー(演:横島亘さん)を訪ね、コメディの勉強をすることでした。

ところが、アクトロイドを起用した番組構成が主となる時風もあり、チャンドラーは、食い扶持を繋ぐ為だけに視聴率低迷の昼メロドラマを撮りながら、過去の栄光にすがるだけの燻った有り様でした。

今日もチャンドラーはアクトロイド制御管理チームのプリム・スプリング(演:豊口めぐみさん)とトゥルーディ・トランペットフルート(演:佐藤利奈さん)を怒鳴り散らしてばかり。 過去の巨匠の姿は見る影も無くなっていました。

プリムとトゥルーディにも見捨てられ、一人飲みに出かけるチャンドラー。
スタジオに残ったアダムは、過去のコメディ作品を観ていると、そこに置いてあったアクトロイドのJC-F31-333(演:名塚佳織さん)が、なんと、コメディ映画を観て笑い始めたのです。

アクトロイドが自発的に反応することなんて本来有り得ないはずなのに。

興味を持って話しかけてみると、JCは反応をするので、アダムは[彼女]を「ジェシー」と呼び、古いコメディの手法を教えると、すんなりジェシーはそれを覚えていきます。

ジェシーの中にあるユーモアに感激したアダムは、彼女を主役としたコメディを撮りたいと、チャンドラーの前に詰め寄ります。

チャンドラーは勿論、「アクトロイドは機械であって、そんな事をするはずがない。それは全てプログラムによるものだ」と突っぱねて居たのですが、彼も、ジェシーのユーモアの豊かさを目の当たりにし、そのままアダムに乗せられるように、彼の脚本でのコメディの制作が始まっていきます。

アダムの脚本の出来と、ジェシーが監督と呼ぶ事により調子を取り戻したチャンドラーは、プリムとトゥルーディとも和解し、制作は順調に進んだかに見えました。

そこに、支局長であるカーラがやってきます。カーラは自分の欲求の為にアダムを連れていたのですが、どんどん我を出し、自分の思い通りにならなくなるアダムと、昼メロの端役のアクトロイドに番組の主役を任せるといったこのアダムの脚本には大反対で、それに抵抗したアダムも、伯父のレスターを引き合いに出し、自分の作品と、ジェシーの魅力を伝えようとプレゼンを始める事になりました。

ところが、このレスターも、大のアクトロイド嫌い。更に、カーラの妨害で、短い時間でのプレゼンをしなければならなくなりました。

ジェシーの名演に、一丸となったチームの連携もあってか、プレゼンは成功し、ジェシーの魅力をアピールすることも出来たに思えたのですが、レスターの口からは「企画は通す、だが配役はこちらに任せる事が条件(アクトロイドを使わない)」という形になり、その上、感情を抱き始めたアクトロイドは危険ということで、彼女を消す事を(データの初期化)命じたのでした。

アダムはジェシーが主演でないなんて有り得ないと譲れず、次第にクルーの間にも亀裂が生じてしまいました。

絶望したアダムは、最後にジェシーの希望で、ダンスをジェシーと共に踊る事になります。
そして、アダムへの好意と、消されたく無い意志を露わにしたジェシーを前に、アダムは、せめて彼女に何かしてあげたく、彼女を連れてスタジオの外に出るのでした。


外の世界に出たジェシーは何を知っていくのか。彼女は一体どうなってしまうのか、アダム達は再び番組を作る事ができるのか。




あらすじどころか、殆ど中休憩の所までのもろすじになってしまいました(笑)
しかし本編が長編ということもあり、この文では描写しきれてない部分が沢山あります。

あらすじにもあるように、この物語の肝はやはりアクトロイドです。

感情を持たない。今までの役での演技でインプットされた会話パターンの組み合わせて、会話をしていく。つまり、自分の言葉で喋っていないんですよね。

ただそれは、私達人間も同じではないのでしょうかと。
劇中でもアダムはそう言っていました。

ただ、ジェシーにはそれが理解できない。人間と、感情を持ち始めたアンドロイドとの意識の交錯がこの後何度も起こります。

この世界では、アクトロイドの社会的位置は、人以下であるのは当然の、「物」である事なのです。
アクトロイドを呼ぶ際には、「彼や彼女」ではなく、「これや、それ」と呼称する事が一つの決まりになっています。
そうすることで、感情移入を避け人と同等の感情を抱いてしまう、「アクトロイド・シンドローム」を避ける為であると、劇中で、技術班であるプリムはアダムに諭します。

それでもアダムは聞かず、ジェシーには感情もユーモアもあるんだと、彼女に対する意識を前面に出していきます。
これによってジェシーの自我もどんどん目覚めていくわけなのですが。






世界観が多少(?)伝わってくれたかと思う所で、ここで恒例の各キャストの皆様への感想を書こうと思います。

これだけの世界観の中、兼役も含めた総勢12人の演者さん達が非常に素晴らしい好演をしてくださいました。


■まずは主人公であるアダム役の米原幸佑さん

本当に真っ直ぐで、ユーモアもあり、夢に向かって輝く、爽やかで、時に意固地な一面も見せる、非常に好感の持てる青年を演じていました。

・序盤の、ジェシーに古今コメディの技法の一つ、「ダブルテイク」を教えるくだり
・チャンドラーと彼の過去の監督作品、「情熱のプレイボーイ」の魅力を共に語る際の熱い眼差し。
・カーラを拒み、傲慢を傲慢で返す際の調子
・ダンスが終わり、ジェシーと抱き合う際の呼吸。
・ブティックやレストランでのひょうきんなやりとり。
・ホテルでジェシーに文字を教える時の抱擁感。売春宿でジェシーと話す時の、彼女の心ない一言に激昂する際の本気さ

本当に色んな感情を沢山の側面で演じていたのですが、何よりも力強さを感じるのは、彼が、ジェシーをアクトロイド以上の素質を持った素敵な人だというのを、周囲に訴えかける姿が一番彼のらしさのように感じました。

チャンドラーの心を動かし、時にプリムの説得を意固地なまでに認めない。

そんな彼が精一杯ジェシーに向けた優しさを、ジェシーが感情の処理が出来ずに、すれ違いが生じ、ねじれを生み出してしまった瞬間は本当に観ていて辛いものがありましたね。

確か、エンタの素の生放送をスタジオ観覧に行った際、米原幸佑さんは、見所に「セリフを沢山覚えて演じるので、聞いてください」と行っていた覚えがあるのですが(記憶違いだったらすいません!)、今思うと、すごい納得で、ジェシーを演じた名塚佳織さんに次ぐのではないかと思う台詞の量に、精一杯の想いと解釈を、ユーモアを混ぜて演じきっていたように感じました。


■続いて、チャンドラーを演じた横島亘さん

実は、私はこのコミック・ポテンシャルでは、最も魅力的に感じたキャラクターがこのチャンドラーでした。

本来このチャンドラー役は田中正彦さんが演じるはずだったのを、闘病の為、急遽横島さんが代役として演じる事になったのですが、本当に素晴らしい演技で、味のある良いオッチャンを演じてくださいました。

あらすじでも書いたように、チャンドラーは過去の栄光にすがって居て、現在ではスタジオでも鼻つまみ者扱い。すぐ異議を唱え、人気のある登場人物はすぐ殺し、視聴率はガタ落ちで苦情の電話が殺到、そしてプリムが提出する書類も一切読まないという滅茶苦茶を働きます。

ただ、そんな自分に熱い尊敬を注ぎ、彼の作品をしっかりと理解してくれるアダムが来てから、チャンドラーは変わりました。自分を過去の人扱いせずに、コメディに対する情熱を語ってくれるアダムに対して、コメディの何たるかを説き、そしてアダムの書いた脚本に監督のメガホンを取り、プリムやトゥルーディともうまく連携を取り、ジェシーに対しても女優と同等に演技指導をしていく。制作チームが一丸となってアダムの脚本を手がけるシーンが、私のお気に入りのシーンでした。

そして、ジェシーにコメディの演技として指導する中に、「お前はいつも大きすぎる、もっと小さく演技をしろ」というのがあるのですが、この言葉が、後に他の例になぞらえて使われていくのが、本当に良いんですよね。

特に最後のシーンでの、チャンドラーがジェシーを説得する所が大好きで、何度も泣いてしまいました。

チャンドラーはジェシーを説得した後に、アダムに対しても言葉を投げかけるのですが、なんというかその立ち位置の描き方絶妙で。

シリアスなシーンが先になってしまいましたが、コミカルなシーンでのチャンドラーも実に良い物でした、中でも劇場でも鉄板ネタになっていた、「テイク」の応用をアダムに教える際の、動きは本当に面白くて、何度も笑ってしまいましたね。

「コメディに大事なのは意外性だ」というチャンドラーの言葉を見事に体現してくれました。
とても文章で伝えられるものではないのが残念です(笑)

あとはやはり、カーラとの言い合いのシーンでしょうか。 カーラとチャンドラーがレスターが喋ってるにも関わらず言い合いをして、それをプリムが大声で止めさせるシーンは本当に面白かったです。「うるさぁーいッッ!!」って(笑)


■続いて、ミセスペッパーブルームこと、カーラを演じた園崎未恵さん

自分の欲望に忠実でかつ、傲慢で若い男を侍らすのが好きなカーラもとても魅力的なキャラクターで、ことジェシーに向ける嫌味のボキャブラリーが本当に豊富なキャラクターでした。

こう見ると酷い言い様になってますが、こういうお話に於いて必要不可欠な登場人物ですね。
悪役では決してないんですよ。むしろとても人間然としていて、アダムやチャンドラー達とは違った一人の人間らしい描写の一人なのではないかと思っています。とても好きなキャラクターですね。

そんなカーラを演じた園崎未恵さんの見せ場を語る上で欠かせないのは、まずこの二つ。動物性乳脂肪パック カスタードパイ」「テレビの鉄則」ではないでしょうか。

カスタードパイというのは、前述のダブルテイク同様、古典的なコメディの手法の一つで、いわゆるパイを相手の顔にぶつけるというアレなのですが、アダムはこれもジェシーに教えるんですね。

プレゼンの際、カーラはアダムの手掛けた脚本をこき下ろして、ジェシーをたっぷり罵倒するのですが、それに頭にきたジェシーが思わず近くにあったパイをカーラの顔へバシィッ!っとやってしまいます。

これにはもう劇中でも観客も大笑い。

まさかここまで体を張るとは思っていなかったので、初日に初めて観た時は笑いの前にまず驚きが私の中でありましたね(笑) 

べっとりとクリームが付けば付くほど面白いところなので、園崎さんも、色々とリアクションを工夫して周囲を楽しませてくださいました。


次に、「テレビの鉄則」
これは企画が挙がり、それが採用されテレビ番組が出来上がるまでのプロセスをアダムにたっぷりと聞かせるシーンなのですが、まーーーーーこれが本当に長台詞でしかもマシンガンのような早口。

なんというか圧巻でした。本当に凄いです。園崎さん自体がアクトロイドなんじゃないかって思うくらい精密で(笑)

ここのパート、園崎さんが一回派手にセリフが抜け落ちてしまった所があったのですが、頑張って頑張って乗り切っていました。
いわゆる「舞台に潜む魔物」というのを肌で感じた瞬間でしたね。


でも、そんなカーラの私が一番好きな一言は、シンプルに、ジェシーに監督と呼ばれて上機嫌だったチャンドラーに対しての

「おはぁよう。 監督」です(笑)


■続いて、母親役の女性型アクトロイドと、ジェシーとアダムが立ち寄ったブティックの店員(マダム・オーという名前だそうです)を演じられた一杉佳澄さん

今回の演目は、今までに比べて、座組も大所帯なのですが、それ以上に登場人物も多く、沢山の役者さんが兼役を演じ、それぞれの個性をたっぷり披露してくれました。

この演目の冒頭は、チャンドラー達が手掛ける視聴率低迷中のTV局での昼メロドラマの撮影シーンから始まるのですが、私は、初日に最前列の席に座っていたというのもあり、至近距離で観るこの一杉佳澄さん演じる女性型アクトロイドの泣きの演技の声量に度肝を抜かれました。

そして面白かったのがやはりブティックの店員ですね~。
大きな声と、強弱を活かした存在感の塊のような演技。これもまた文章で伝えるのが困難なのがとても悔しいです(笑)


■続いて、今度は青年型アクトロイドに、レストランのウェイターに、売春宿のオーナーのターキーに、アクトロイド回収業者(?)のお兄さんと、沢山の役を演じていた鈴木智久さん

特に売春宿のオーナーということで、ナイフを持った怖い風貌のターキーが、ジェシーに情けなくやられるシーンがとても面白くて、日が経つに連れてその情けなさがどんどん拍車が掛かった感じがして、シリアスなシーンなのに大笑いしてしまいました(笑)

なんかもう、「オネェかっ!」ってツッコみたくなるような(笑)


■そして、娼婦とホテルの受け付けの役を演じられた桑田亜紀さん

娼婦の際は、自身の経験と価値観から非情な現実を語り、ジェシーの心を惑わせていく、短いながらも大事な役でした。
アダムの好意で高級な衣服に身を包み、とても愛された姿で居るジェシーに対し、私達娼婦と一体何が違うんだと言ってのけるシーン。本当に見る度に心がつままれる思いでした。

一方ホテルの受付の際はとても面白くて、ジェシーの作り話を真に受けて、感動しながら部屋を案内する様は、短い台詞ながら、劇場でも毎回笑いが生まれるシーンの一つでした。


■続いて、アダムの叔父のレスター・トレインスミスを演じてらっしゃった大林隆介さん

キャスティングの初報を聞いた時に一番驚いた方でした。大林隆介さん。
まさかの大御所ですからね!自分が観ていた数々のアニメでも馴染みのある有名な方です。

アフタートークでは、「機動警察パトレイバー」の後藤喜一隊長の名言を言ってくださるようなファンサービスもしてくださいました!(個人的に大好きな作品なので私は大喜び!)


そんなレスター、一体どんな役かというと結構複雑で、財閥総帥の老人。
車椅子で移動をしているのですが、当の本人は、口を開かずに、発言をする際には、マーミオン(演:細身慎之介さん)という、スポークスマン。つまり代弁者ですね。彼を使って自分の発言を皆に伝えるのですが、決して喋れないわけではなく、感極まったり、大事な事を話す際には、レスター自身も口を開くというキャラクターでした。

あらすじでも書きましたが、レスターは大のアンドロイド嫌い。なので、ジェシーと話す際にはマーミオンを利用し、決して自分の口は開くことはありませんでした。

アクトロイドが感情を持ち始める危険性を感じ、彼女を消せと命ずるのですが、最後には、彼も「彼女」の魅力に魅かれていくわけですね。

さてさて、まずやっぱりレスターを話す上でびっくりしたのが、そう、ビジュアルですね。

最初に見た時は、「草間彌生かよっ!笑(後にアフタートークでも言われてました)」って思うような見た目で、緑のおかっぱのカツラに水玉模様の服を着ているという強烈なビジュアルでした(笑)

初登場の時はその荘厳な雰囲気と見た目のファンキーさのギャップがすごくて、笑うに笑いづらかったですが(笑)

後述もしますが、このスポークスマンであるマーミオンというのがとても笑いの仕掛けとして面白くて、レスターとマーミオンのやり取りも見どころでしたね。


■続いては、マーミオンと、ホテルのウエイターその2、そして会場のもろもろを演じてらっしゃった細身慎之介さん

細身さんは役者以外にも、パフォーマーとして活動している方で、劇中のアクトロイドのロボット的な演技指導も、細身さんの指導によるものだったそうです。

まずは先にレスターの話をしていたのマーミオンについて。

マーミオンは、前述の通り、レスターの発言を代弁するスポークスマンでした。
なので、マーミオン自身の発言がある時は、先に、「私は私であると宣言する」という取り決めがありました。

これがポイントで、マーミオン自体はとてもひょうきんなキャラクターなので、レスターの代弁をする際の厳粛な雰囲気とマーミオン自体の発言や行動のギャップがとても面白かったです。

アダムが自分の脚本をレスターに紹介するシーンがあるのですが、その際の聞いてる時のマーミオンのリアクションが本当に面白くて、とても表情豊かに表現するんですね。
これは一回のみの観劇だとなかなか気付きにくい部分だとは思うのですが、3回目くらいの観劇の際には、私はマーミオンに注視していましたね。

アダムが脚本を話す→マーミオンが「ブラボーーーーーーーーーー!!!!!!!!」と大絶賛→みんなレスターの発言かと思って大喜び→マーミオン「あっ、今のは私の発言です」 ですっごい笑かされました


顔芸(?)や身振り手振りで存在感がすごかったマーミオンですが、続いて、前述した会場のもろもろについて

旗揚げ公演から第二回に続き、今回も劇場では、演目の前から様々な仕掛けがいっぱいでした。

今回のコミック・ポテンシャル。アンドロイドが実装された近未来が舞台ということもあり、劇場のセットから劇場内でのお客様への注意、休憩時間と、ロボットが意識されたものとなっていました。

東京ジャンケンのブログでも、豊口めぐみさんが「皆さん開演の10分前には着席していてください!」と言っていたのですが、その正体が、この劇場内でのお客様への注意だったんですね。


ここで、細身さんのパフォーマンスショーが始まります。
ロボットさながらの動きをしたパフォーマーが上手から現れ、お客様に向かって一礼。
そして、ロボット音声に加工された豊口めぐみさんと佐藤利奈さんによって、劇場内での注意アナウンスが流れます。

その際にも細身さんのジェスチャーは続きます。なんかこう、「映○泥○」のあれのような感じで(笑)

個人的には、「本日は、東京ジャンケン」ってところで、グーチョキパーのジェスチャーをしてたのが良かったですね~。可愛らしい感じで。

しかし、さすが、今回のアクトロイドの動きを指導していただけあって、キレッキレのヌルヌルでした!(なんじゃそら)
思わず帰り道で見様見真似でモノマネしてみたりしてしまいましたね(笑)


■続いては、男優型アクトロイド、ブティック、レストランでの客の夫婦の夫を演じてらっしゃった。斎賀みつきさん

朗読劇から続投の斎賀みつきさん。東京ジャンケンを大変気に入っていて、「弁当買いでもいいから参加したい」と仰っていた程でした(笑)

前回の朗読劇のような、凛々しい男性とはまた違い、今回の役どころは実にコミカルで、アクトロイドの方は、プログラムに欠陥があり、サ行が発音できなかったりしてしまうような、逆に難しい役(?)でした。

エンタの素の放送で、豊口さんと米原さんと鈴木さんが挑戦していた、「与えられた文章を、濁音と半濁音を省いて読み上げる」ゲームを思い出しましたね。
あれ、スタジオ観覧後、私も家で挑戦してみたのですが、本当に難しくて、間違えないように、すっごいゆっくり、考えながら読むという置きにいったプレイをしてしまいました(笑)

「すぐに手術をしなければ!」を、「うぐにうじゅつをいなければ!」と、サ行を発音出来ないように言うのは、逆に難しそうだよなぁと思っていたのですが、綺麗に発音していて、同時に、「言語系に支障をきたした設定だったので、噛んでも演出だとフォローできると(笑)」と斎賀さんはおっしゃっていましたね(笑)

忠実なヨハネスを朗読劇でやっていた時は、もう本当にまず、「イケメン!」という感想が全私から出た斎賀さんですが、今回の役は、三枚目な男が多くて、特にブティック、レストランでの夫婦の夫には笑わせられました。

あっ、そうそう。この夫、「ベンジャミン」という名前があるそうです。 アフタートークで野坂さんがおっしゃっていました。

そんなベンジャミンなのですが、一言で言うなら女房の尻に敷かれる冴えない旦那さん。でも気取り屋っていう面白いキャラクターで、ブティックで妻の着替えを、5時間待ってたり、レストランはで酒が飲めないのか、ウェイターにカルピスをめちゃくちゃ気取って注文したりとお茶目な人物でしたね。

このレストランのシーンは、笑いを沢山挟みながらも、アダムと共に外の世界に出たジェシーが、アンドロイドであることがバレてしまうという、重要なシーンなのですが、2回目以降の観劇の際には、この夫婦のやり取りが面白くて注目してしまいました(笑)

本当に、他のシーンもそうなのですが、今回の演目は、人数が多いのもあって、登場人物がメインで会話をしている横で、フォーカスが当たっていない登場人物が会話や演技のジェスチャーをしてるシーンが多く、一回の観劇ではとても楽しみ切る事ができないくらい、何度も観たくなる要素が多かったです。
これは観劇した方は誰もが思う感想の一つだったのではないかなぁと思います。


■続きまして、アクトロイド管理チームの一人、トゥルーディ・フルートと、前述のブティック、レストランに居た夫婦の妻の役を演じていらっしゃった佐藤利奈さん。

佐藤利奈さんも朗読劇からの続投ですね!初報では、数日のみの出演の予定でしたが、全公演出演してくださいました!

朗読劇では、緊張して最初の蝋燭を持ってくる所で、手が震えてしまい「妖精プルプル」なる愛称を付けられていましたが、今回はというと…

やっぱり緊張していたそうです。そりゃそうですよね(笑)

そんな舞台袖で緊張している佐藤さんを、「大丈夫だよ」と優しく支えていたのは、斎賀みつきさんだったそうです。
やっぱりイケメンすぎる!!素敵!!

さてさて、そんなトゥルーディなのですが、個人的には初日と中日くらいでだいぶ印象の変わったキャラクターでした。

最初に観た時の印象は、ちょっとフワッとしつつも、クセの強い変わり者なキャラクターの印象でしたが、観劇を重ねていくことで、力強い部分が増えたというか、演技が大きくなっていった気がしました。
日毎に同じキャラクターでも表現方法が大きく変わっていったりするのも、生モノである舞台の楽しさの一つですね。

トゥルーディは、同性愛者で、プリムと恋人同士なのですが、アフタートークで、トゥルーディは男形、プリムは女形というイメージだったと聞いてびっくりしました!

プリムは結構勝ち気な所があるので、なんとなく逆だと思っていたのですが、これを踏まえた上で、観劇をしていると、「あぁ~、なるほど」と思う部分が多かったですね。よくよく見るとトゥルーディには結構ベッタリなんですよね。プリムが(笑)

仕事中にトゥルーディの舐めるキャンディにこっそりキスをして置いておいたりとか、可愛い描写が細かく入っていたりしました。

あとこれもアフタートークにあったのですが、今回の登場人物には、服装における「色のイメージ」というのも練られていました。
近未来が舞台ということで、近未来でのファッションというのを考えた結果、それは「何に縛られることもなく、個人が自由な服を着ている」というのが今回での解釈だったみたいで、それに基づいて衣装も考えられたという事でした。

トゥルーディのイメージは赤。 ピンクの髪に、白黒ボーダーのダメージニットと、タータンチェックの赤いパンツ。
対してプリムはイメージは青。 茶髪のロングに白と青のエクステ、フェイクレザーのクラッシュパンツにスタッズだらけの革ジャンに加工された青いシャツ(シャツには東京ジャンケンのロゴがプリントされていました!こういう細かい所の主張は面白かったですね!)
と、自由なファッションという世界観の中で、服装は違えど、方向性はある意味ペアルックのような感じでしょうかね

ちなみにトゥルーディとプリムでの好きなシーンは、ナースの格好を拒むプリムに、トゥルーディが後押しするシーンが大好きです(笑)

佐藤利奈さんは、先ほど話した斎賀みつきさんの演じたベンジャミンの奥さんの役も演じていましたね。
こっちの奥さんの名前は、ベリンダ。これもアフタートークで語られていました。

斎賀さんが演じていたベンジャミンとは正反対で、強気で見栄っ張りな女性。
そこで、ブティックに居合わせたジェシーが突飛な行動を繰り返すのを見て、謎の対抗心を燃やす変わった女性で、それに毎回ベンジャミンが振り回されていくという感じなのですが、ここでのやりとりが本当に面白くてずっと見入っていましたね。

ジェシーが豪華なハイボールを注文すれば、対抗してベリンダもそれを頼むのですが、巨大なグラスを持つ事もできなければ、一気に飲む事も出来なく、アンドロイドのジェシーが特別なだけなのにとても対抗心を抱いているのがとても滑稽でした。

ベリンダを演ってる時の佐藤利奈さんは登場からとてもはっちゃけていて、次の観劇の時からとても楽しみだった所の一つでしたね。


■さーて続いては!東京ジャンケンの看板女優と言ってももう過言ではありません!
主人公でありヒロインの「JC-F31-333」こと「ジェシー」を演じた名塚佳織さん。


もうまず、本当に。素晴らしい演技。

東京ジャンケンでは、「名塚インパクト」という、渡された台本を読むという際に、最初にいつも名塚佳織さんが台本を暗記してきていて、台本を置く事で、周囲のハードルを底上げするという儀式(?)が行われるらしいのですが、こう3時間の長丁場の本をそんな短期間で暗記していたの?!という驚きが観てる間にどんどんと膨れてきました。
出番も多いのは勿論なのですが、今回の役はまた難しいだろうなぁというのがすごくあって…

「あなたに会えてよかった」でもそうだったのですが、こう少しづつ人が変わっていくような変化なんですよね。

過去での出来事で、コールガールから淑女へと未来が変わっていく時のプーペイの変化のように、アクトロイドから、アダムや沢山の人々との出会いによって、徐々に人としての心を、理解できないまま抱いていく内に、最初は喜びや楽しみを、そして後半はその芽生えた行き場の無い感情が爆発し、混乱し、自分の気持ちを理解できないまま悲しみに暮れてしまいます。

そして、こっちは「東京ジャンケンのグリム童話」で見受けられた一面(特に「フリーダーとカーターリースヒェン」ですね)ひょうきんで大声で多種多様なキャラクターの演じ分けですね。

ジェシーはアクトロイドなので、今までにプログラムされたドラマでの数々のキャラクターのワンシーンが出るという特徴があって、これがジェシーの魅力を語る上で欠かせない部分になります。
時にセクシーな女性警察官
時に根暗なガリ勉女子
時に幸薄な未亡人
時に金持ちの婦人
時に歴戦の勇士
などなどなどなど、数回観てるくせに全部を把握しきれない(笑)程の沢山のキャラクターが一人のアクトロイドから次々と飛び出します。

これを全部一人で演じ切るわけですよ!
もうホントすごい!!
兼役を演じるとかっていうのは、舞台の役者さんや声優さんでもよくある事なのでしょうが、一人の人物でこれだけの表現と、同時に大筋の感情に変化を持たせながら演じるというのはまた違ったものなのではないでしょうか。

過去2作の演目と照らしあわせたのには、その一つの集大成みたいなものを、今回の演目での演技で感じたからというのもありますね。

そして今回はなんとダンスもあります!

チャンドラーのコレクションから、ZZ TOPの「My Head's In Mississippi」が流れ出し、ダンスが下手なアダムと一緒に華麗に踊るジェシーのシーン。

初日の最前席で観る名塚さんの迫力のあるダンスには驚きでした。
「えっ!?踊れるの??」
みたいな(笑)

全てのキャストにスタッフの方を含めてそうなのですが、改めて、お忙しい中時間を縫って、短い時間の稽古の中、完成度の高い演目に仕上げて下さったのに、驚きと感謝が尽きませんね。


■さて最後はもちろんこの方! アクトロイド管理チームの一人で、トゥルーディのパートナーである、プリム・スプリングを演じていた、東京ジャンケン主催であり、社長の豊口めぐみさん

アクトロイド以外でのこの作品における「近未来」という世界観を演出していたのには、このプリムも一役買っていました。

管理チームの中では、トゥルーディは主にメンテナンスや機体チェックを行う役柄で、プリムは主に制御系。アクトロイドの操作を行い、演技の表現の大小などを調整したりする係でした。

この際の制御パネルでの演出が、特に視覚に近未来を訴えかけていましたね。

初見の私の感想は「マイノリティ・リポートじゃん!」という(笑)

映画を観た人ならわかると思うのですが、手袋の指に青く光るポインターが点いた状態で、空間にあるパネルをタッチしていくあのシーンですね。 これがプリムのアクトロイド管理システムの演出となります。

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こんな感じです。改めて見るとすごい忠実だな~(笑)

後にやはりこのシーンはマイノリティ・リポートと言われていて、やっぱりな~!と。
まさかVFXを用いた映画ではなく、舞台でこれが行われるとは思いもしませんでしたが。

観劇前にあたって、告知に出演されていた各所メディアでの、豊口さんの今回の役どころを聞いてみたところ、
「出番は多い方ではない」とのことだったのですが、実際に観劇してみると、これだけの座組と登場人物の数や、今までが主役級だったというのもあり、確かにそれに比べては多くはないのですが、出てくるシーン全てが見せ場と言っても過言ではないのではないかと私は思います。

キャラクターの性格としては、前述したようなロックな服装とは裏腹に、真面目で面倒見が良く、情に厚く、それでいておちゃめな部分もあるという、とても好きなタイプのキャラクターでした。

アクトロイドに感情移入をしていくアダムを見てアクトロイドシンドロームの危険性を注意する様は、とても好きなシーンで、その事を知っているからこそ、それまでジェシー達と一緒に作品を作っていた自分に対しても言い聞かせるように、割り切って、だから、それ以上の感情を抱いているアダムにも言葉を投げかけます。

プリム「彼女は会話してるわけではないの、ただ組み込まれたプログラムを混ぜ合わせて喋ってるだけなの、自分の言葉で喋っているわけではないのよ!」

アダム「そんなの…僕達だって同じじゃないか!」

プリム「本当にそう思っているなら………あなたに対する評価をうんと下げさせてもらうわ!」

プリム「(途方に暮れるアダムに対して)………一緒に来る?」

ここで優しい言葉をかけてるのが好きなんですよね。すごいプリムらしいというか。

おちゃめな部分も本当に面白くて、笑いどころが多いこの「コミック・ポテンシャル」で、劇場では日によって色々なシーンで笑いが起きていたのですが

先ほど横島さんの所でも書かせていただいた、カーラとチャンドラーが言い争ってる中、間に喋ったレスターに(喋っているのはマーミオン)に対しても、プリムは思わず

「うるさああああああああああああああああああああああいっっっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

「…………………ごめんなさぁ~~~い……あなたに対して言ったんじゃないんですぅ~~~………」

「この人(マーミオン)に言ったんですぅ~~~♪♪♪♪」

っていうシーンや、ホテルに隠れるアダムとジェシーをかくまう為にナースであったジェシーの代わりに、ナース服を着ていたプリムが、アダムと一緒に囮になる際に

「今の私って、行き摺りの男と二人で、恋人同士なのよねぇ……………(プリムは同性愛者なので)ママが聞いたら泣いて喜ぶわ!」

っていうシーンは本当に劇場でも鉄板の笑いが起こっていました。
私自身も何度聞いてもとても面白くて(笑)

あとは感情を抱いたアクトロイドが、もしかするととても危険な事になる可能性をチャンドラーに説明しながらナース服の下にコートを着るんですが、それがぐちゃぐちゃになっていて、思わず「んもぅっ!」ってなる所とか。

個人的にはその時の初日のリアクションが一番可愛らしかったです(笑)

そんなわけで、本当に存在感の強い役でした。これはどの役でもそうなのですが、皆さん、出番の度に、何か爪痕を残していくような姿勢がやっぱり面白いですね。ある人は顔芸を入れたり、またある人はリアクションを印象的にしたりと、それぞれその場その場でのアピールが本当に楽しくて、それも結構日替わりで、何度も言ってますが、舞台の楽しさの一つだよなぁと感じました。





・さてさて、取り留めのない文章となってしまいましたが、キャストの方のそれぞれの感想の次は、物語について

このコミック・ポテンシャルですが、なかなか面白い物語の締め方をしていました。

というか、これは他の方の観劇の感想を見ていたりしていて自分が思ったところでもあるのですが。

ざっくりとお話のオチを説明していくと、

自分の気持ちがわからなくなったジェシーは、ジェシーを庇って売春宿のオーナーのターキーにナイフで刺されたアダムを看取り(実際は軽傷で寝ていただけだったのですが)、彼の前から姿を消し、自分を消す為にと、TV局へ一人戻ります。

TV局では皆が集まっており、ジェシーの措置に関しての話が行われていました。
そして、カーラによる背信が、レスターにバレており、彼女は更迭処分を受ける事に。

レスターはジェシーに一つの可能性を感じ、彼女を消すことなく、カーラに代わって支局長をやってくれないかと提案します。
しかし、ジェシーは頑なにそれを拒否し、自分を消す意思を曲げませんでした。

気が変わったらここに連絡してくれと連絡先を残して、レスターは去り、ここからはチャンドラーによる、ジェシーの説得が始まります。

自分の気持ちがわからないというジェシーに、チャンドラーは「お前が今抱いてるその感情は、間違いなくお前はアダムを愛しているという事なんだよ!」と説明するも、やはりその感情をジェシーは理解出来ず、自身を消す意思を曲げることはありませんでした。

チャンドラーの説得もむなしく、回収業者が現れ、ジェシーは工場へとトラックへ運ばれていくことに。
そして、入れ違いのようにアダムがTV局に現れ、チャンドラーから説明を聞き、項垂れてしまいます。
必ず一人で飲みに行くという自身への禁を破り、アダムを飲みに誘うチャンドラーの誘いを断り、誰も居なくなったスタジオで一人途方に暮れるアダム。

八つ当たりにアクトロイドの制御装置を叩くと、以前、アダムが脚本を手掛け、チャンドラーが監督をし、ジェシーが主演をつとめ、プリムも、トゥルーディも、みんなの息が一つに合って制作された作品のプログラムが作動し、アクトロイド達が動いて演技を始めてしまいます。

本来ならトラックから落ちて夫婦に拾われたジェシーが寝てるシーンなのですが、ジェシーが居ない中、続けて演技するアクトロイド達を見ながらアダムは、思い出を振り返りながら悲しんでいると

袖からジェシーが現れて、「トラックから、落ちちゃった」と作品での台詞を言うわけです。

戻ってきたジェシーを前にアダムは大喜びをし抱き合います。

ジェシーはチャンドラーの説得で、自分はアダムを愛しているんだということに気付き戻ってきたのです。

そして、ジェシーは、レスターの誘いを思い出し、アダムがみんなを呼びに行ってる間に、電話をかけ、
最後は、暗転し、スポットライトが当たったジェシーの

「さぁ~!行ってみようか! よーーーーーーい!…………アクション!」

で終わるんですよね。

ここまでの演出が素晴らしいものだったのですが、ここで気になるのはこの終わり方。

支局長の件でレスターに電話をかけたジェシーは、会話は無く、途中で受話器を落とすという演出なんですよね。


「ジェシーは支局長になっていたのか」というのが一つの疑問となるわけです。

私はジェシーは支局長にはなってないのではないかと思っています。

きっとアダム達と、窮屈なTV局から独立して、そして後に、チャンドラー達の意思を継いだ、監督になったのかなぁなんて思っています。

「よーーーーい! アクションッ!」が正にチャンドラーのそれなんですよね。

古典が近未来へ、そして近未来から未来へと描かれる、「コミック・ポテンシャル(コメディの可能性)」として、自分は前向きな締め方として受け止めましたね。

ここには書ききれていないほど、そこに至るまでの経緯を示唆する要素が多かった故の解釈なのですが、他の方の感想を聞いたりしてみたところ、もっと怖い結末になっていたりしたのではないかとなどなど、人によって受け止め方も様々あって、とても面白い幕引きとなっていました。


「あなたに会えてよかった」でもそうでしたが、こうやって何か含みを抱かせる形に物語を締めるのは、エイクボーン氏の作風の一つなのかもしれませんね。
ただ笑って泣けてというだけの喜劇ではないような感じの。





さて、最後にもろもろと全体の感想を

今回も本当に色々と楽しい仕掛けが満載の演出でした。

劇場が暗転し、Will i amの「Bang Bang」が流れ始め、「おっ!始まった!」と思って待っていると、いきなりアクトロイドの芝居のシーン!これには結構驚いた人も居たんじゃないでしょうか。

自分は結構びっくりしました


そして、書きそびれてしまったわけではないのですが、今一つタイミングを逃してしまった、演出の一つに

「ジェシーの内蔵音楽機能」
というのがあります。
これは、アクトロイドに内蔵された機能の一つで、感情の高まりや興奮に合わせて、その時のムードに合わせたBGMが鳴るという機能です。

アダムと初めて抱き合った頃には、Whitney Houstonの「I Will Always Love You」が流れたり、カーラの罵倒に怒り、カスタードパイをぶつけるシーンでは、「サイコ」のシャワーシーンで使われた、ホラー映画おなじみのあのBGMが流れたりなどなど、感情の動きに合わせて様々なBGMが流れます。

これの使い方がとても良いんですよねぇ。
ジェシーの感情がアダムに知られてしまうのです。それをアダムは快く受け入れていく。

言葉にせずともわかる気持ちの動きを音楽に合わせるというのは、アクトロイドならではの心理描写で、演出としてとてもプラスに働いていたように感じました。


前述の通り、今回は今までに比べると、キャストだけでも総勢12人という大所帯でかつ、約3時間という大長編でした。
そして、それぞれのキャストの皆さんが「この素晴らしい座組でやらせて頂いたからこそ出来た」と仰っていました。

緊張感がありながらも笑いの絶えない稽古場の様子だったそうです。
それぞれが各ジャンルで活躍されているプロフェッショナルの方の集まりだからこそという感じですよね。
だからこそあれだけの素晴らしい作品が出来たのではないかなぁと思っています。

東京ジャンケンのキャスティングに関しては毎度、豊口めぐみさんがスカウトをしていると以前聞いた事がありますが。

第一条件の一つに「人の良さ」があるようです。
たびたび行われるメンバーでの飲み会の際も、誰かが誰かとずっと同じ席で同じ人と喋ったりするような事がなく、毎度みんなで楽しく、熱く会話をされているそうです。

みんなで一つの何かを作り上げる際にとても必要な事ですよね。

毎回楽日を観劇させて頂いてますが、それもあってか、アフタートークではキャストの皆さんがいつも座組の良さを話してくださいます。

そしてやはり、これだけの大所帯を全て活かすように演出を手掛けた野坂実さん、目まぐるしく移動する場面転換や、近未来をいかに見せるかに試行錯誤を凝らしたスタッフの皆さんの尽力が無ければ、当然この演目は成立しなかったと思います。

観劇していた側としては、もう全てに感謝ですね。出演者、スタッフ、関係者各位、そして一緒に観劇していたお客さんに対しても勿論。






◆さて、そんな東京ジャンケン。今後も色々と各所で活躍の情報が入ってきました。

座長の豊口めぐみさんは、この後、今回カーラ役の園崎未恵さんと一緒に「サクラ大戦 紐育星組ショウ ~お楽しみはこれからだ~」というミュージカルに参加されます。

豊口さんご自身もファンだという、もう長く続くサクラ大戦シリーズのミュージカルの演目ですね。
この作品は、サクラ大戦Ⅴが舞台の演目。

私も原作は好きなので、機会があったら観てみたいですね。



看板女優である名塚佳織さんも、劇場で配布されていたチラシを見るに、2つほど演目に参加される予定がありました。
もうそんなに予定があるのか!?と驚いたのですが、名塚さんのスーパースペックを考えると納得ですね(笑)



そして演出の野坂実さんも、色々と動き出しています。
「あなたに会えてよかった」でも出演されていた福圓美里さんが主催をつとめる「劇団クロジ」の13回公演「華の棺」
こちらの演出を担当されていました。
こちらの演目は、前回のグリム童話の朗読劇にも参加された、釘宮理恵さんも出演されています。


そして、来年には山寺宏一さん、水島裕さんと共に、「ラフライブ」という演劇ユニットを立ち上げるそうで、こちらの活躍も見逃せません!


そして、そんな中、東京ジャンケンはの次回の演目は前回の好評に続き「朗読劇 グリム童話vol.2」である事が決定しました!!

日程は来年の1月22日(木)~25日(日)の予定です!

このグリム童話に関しては、前回の日記を読んでもらえるとどういった内容だったかが多少分かると思います。

とりあえず私から言えるのは、興味を持った方はぜひ、
「色んな日程のチケットを買った方が良い!」
という事ですね。
本当にいっぱい観たくなります。


あっ、そうそう!劇場では今までのに加え、新しくグッズも販売されていましたよ!

恒例のプロマイド、パンフレット、メイキングDVDとは別に、今回追加された新グッズは「扇子」でした!
私も買って、これで暑い夏を乗り切りたいと思っていたのですが…

なんか勿体無くて封を開けれてないという(^_^;)

Tシャツ、手ぬぐい、エコバッグのレギュラーグッズに加えて、プロマイド、パンフレット、メイキングDVDとだんだんグッズが増えてきましたね!

グリム童話の時はマーキングクリップ、今回は扇子となりましたが、さて次回はどうなるか!

そういえば、名塚佳織さんのお誕生日生放送を観ていた時に、この販売グッズに関してのアイディアも色々と挙がっていましたね。

クロッグシューズ(クロックスから出されてる、ゴム製のサンダルです)なんかどうだろうかとかそういう。

私はそこでパーカーをリクエストしてみました(笑)
スタッフ専用の、前回のウィンドブレーカーや、今回のパーカーみたいなのは、出ることがあったら是非欲しいですね。

コミック・ポテンシャルのメイキングDVDは、都合上本編の演目を収録することはできませんが、舞台裏や稽古場での様子、かなり狭かったというレッドシアターの楽屋風景に加え、あなたに会えてよかったの時同様、座談会も収録される予定なので、ボリュームのある一枚になるかと思います。

観劇の際の想い出をこのブログよりも遥かに思い出せると思うので(笑)、観た方も、まだ観たことない方も、公式サイトの通販ページから予約することができますので、是非お買い求めになってみてはどうでしょうか。





最後に、本当に今回も素敵な演目と、想い出をありがとうございました!
今回の観劇にあたって、生放送やラジオやWEB番組のスタジオ観覧と色々と観させて頂きましたが、お話を聞くたびにどんどん好きになる劇団だなぁって改めて実感してます!
これからの活躍も、楽しみにしています!
豊口さん、野坂さん、出演者、関係者スタッフの皆さん、お疲れ様でした、本当にありがとうございました!


稚拙な文章でまとまりなく長くなってしまいましたが、今回はこれで終わりにしたいと思います。

最後まで読んでくださって、本当にありがとうございました!


■東京ジャンケン 公式サイト

http://tokyo-janken.sakura.ne.jp/


■東京ジャンケン 公式ブログ

http://ameblo.jp/tokyojyanken/


■東京ジャンケン公式Twitterアカウント(@TokyoJanken)

https://twitter.com/TokyoJanken


■-らじこん- 豊口めぐみと野坂実の東京ジャンケンラヂヲ

http://www.radi-con.com/program/148

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Yong_Ki

Author:Yong_Ki
新旧問わず、ロボットアニメと音楽が大好きな「おおきいおともだち」です。

最近は他のアニメや特撮作品にも興味を持ち始めました。

ブログはまだ不慣れですが、ちびちび更新していきたいと思います。

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