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【東京公演編】東京ジャンケン 第4回公演 「朗読劇 東京ジャンケンのグリム童話 Vol.2」観劇してきました!

新年、あけましておめでとうございます。

Yong_Kiです。

今年もだらだらとおとぼけて参りますので、よろしくお願い致します。

気付いたら2015年始まってました!(笑)

どれだけ更新してなかったんだっという……


前回の更新以降も、色々と舞台を楽しませていただいていたのですが、それはまた別の機会に書けたらいいなぁとのんびり思っております。


さてさて、久しぶりの更新内容はやっぱりそうです。

観てきました~。声優の豊口めぐみさんと、演出家の野坂実さんによる演劇ユニット、東京ジャンケン!
(「東京ジャンケン」とは一体なんぞや?という方は、是非過去の日記を読んで頂けたら嬉しいです☆)


今回の演目は、朗読劇。
前回の好評に続き、パート2となりました!

「朗読劇 東京ジャンケンのグリム童話 Vol.2」
(原作:ヤーコプ・グリム/ヴィルヘルム・グリム 構成・演出:野坂実)

今年も本の妖精達に会いに行ってきました。

劇場は、前回同様、俳協さんが劇場としても開放してるフリースペース。
下落合のTACCS1179でした。


と、言いつつも。今回は平日に時間が取れなかったのもあり、土日と計6公演を観劇する事に…

前回がそれこそ「全部観たい!!」となる素敵な演目だったのもあって、平日には羨望の眼差しで観劇されていた方の感想などを読ませて頂いてました。

その分、土日はたっぷり楽しむぞー!って事で、臨んできました!

結論から言うと、めっちゃくちゃ楽しかったです!

というかやっぱり前以上に「全部観たかった~~!!!」(笑)







さてさて、そんな今回の東京公演は、1月21日から25日までの計5日間。
初日は1回、2~3日は2回。そして4~5日目は3回公演の計11公演となりました。

演目は前回同様、2人の本の妖精(演者さん)による朗読劇なのですが、今回は、二人で一緒に読むお話が加わり、

一人読み
ペア読み
一人読み

と3演目が約1時間のプログラムでお送りされました。

そんな、物語を読んでくださる素敵な本の妖精方。

今回は
東京ジャンケン主催の豊口めぐみさんをはじめ

名塚佳織さん
佐藤利奈さん
能登麻美子さん
かかずゆみさん
桑島法子さん

という豪華過ぎる女性声優さん6人が演じて下さいました。

演目は、グリム童話から

・白いヘビ
・旅芸人のいたずら
・白雪姫
・ラプンツェル
・ホレばあさん
・ねずの木

の6つのお話になりました。

タイムテーブルは

■1日目
19:30の回
豊口めぐみさん、能登麻美子さんペア

白いヘビ(豊口さん)
白雪姫(語り:豊口さん、台詞:能登さん)
旅芸人のいたずら(能登さん)


■2日目
17:00の回
佐藤利奈さん、かかずゆみさんペア

ラプンツェル(佐藤さん)
ねずの木(語り:かかずさん、台詞:佐藤さん)
ホレばあさん(かかずさん)


19:30の回
佐藤利奈さん、桑島法子さんペア

白い蛇(桑島さん)
白雪姫(語り:桑島さん、台詞:佐藤さん)
旅芸人のいたずら(佐藤さん)


■3日目
17:00の回
名塚佳織さん、かかずゆみさんペア

白いヘビ(名塚さん)
白雪姫(語り:かかずさん、台詞:名塚さん)
旅芸人のいたずら(かかずさん)


19:30の回
豊口めぐみさん、名塚佳織さんペア

ラプンツェル(豊口さん)
ねずの木(語り:名塚さん、台詞:豊口さん)
ホレばあさん(名塚さん)


■4日目
13:00の回
桑島法子さん、かかずゆみさんペア

ラプンツェル(かかずさん)
ねずの木(語り:桑島さん、台詞:かかずさん)
ホレばあさん(桑島さん)


17:00の回
能登麻美子さん、桑島法子さんペア

白いヘビ(能登さん)
白雪姫(語り:能登さん、台詞:桑島さん)
旅芸人のいたずら(桑島さん)


19:30の回
豊口めぐみさん、能登麻美子さんペア

ラプンツェル(能登さん)
ねずの木(語り:豊口さん、台詞:能登さん)
ホレばあさん(豊口さん)


■5日目
13:00の回
名塚佳織さん、桑島法子さんペア

白いヘビ(桑島さん)
白雪姫(語り:名塚さん、台詞:桑島さん)
旅芸人のいたずら(名塚さん)


17:00の回
名塚佳織さん、能登麻美子さんペア

ラプンツェル(名塚さん)
ねずの木(語り:能登さん、台詞:名塚さん)
ホレばあさん(能登さん)

19:30の回
豊口めぐみさん、かかずゆみさんペア

白いヘビ(かかずさん)
白雪姫(語り:かかずさん、台詞:豊口さん)
旅芸人のいたずら(豊口さん)

となりました!



それでは早速、観劇してきた感想を


さて、今回の見どころはやはり

ペア朗読

だったと思いました。
勿論個人での読みも前回同様とても6者6様で素敵だったのですが、語り(ナレーション)と台詞(登場人物の台詞)で分けた構成により、新しい化学反応が生まれるような、そんな演目でした。


では、今回も前回と同じく、作品ごとの感想を


・白いヘビ

能登さんと桑島さんとかかずさんの白いヘビを観てきました。

ざっくりとあらすじを言うと、王様が普段食べてる白いヘビを食べた事により、動物たちの声が聞こえるようになった召使いの話でした。

これはもうホントに「聞く本の妖精の順番」というのですごく感想が左右されたのではないだろうかと感じました
と、言うのも。私は最初に能登さんの白いヘビを聞いたのですが、それがすごく怖かったんです(笑)

能登さんの朗読の怖さに関しては後述もしますが、それですごくドキドキしながら聞いていたんですよね。
「この召使いが何をしでかすんだろうか……」と思いながら

召使いは動物の声を聞ける能力を活かして、魚を助けてあげて、アリを助けてあげて……カラスを助けてあげて……
「何が起こるんだろう…(ゴクリ)」みたいな

助けてあげた動物から恩返しをしてもらって、召使いは王女様と結婚し、幸せに過ごして物語は終わります。

「召使い良い人じゃん!!!」って心の中で言って居たのを覚えています(笑)

確かに召使いはちょっと動物を助ける為にやることが過激だったりはするのですけどね。
お腹を空かせたカラスを助ける為に、自分が乗ってた馬を殺したり。

「馬の声もきっと聞こえたんだろうなぁ」なんて思ったりしてました。ここは語られては居ない部分なのですが。

今回の朗読も、それぞれの演者さんが、自身の解釈でそれぞれの表現をして下さいました。
かかずさんの朗読は、まるで子供に読み聞かせてあげるかのような温かみのある優しい雰囲気に包まれていました。

魚やアリやカラスが困っていて、「助けてくれ~!」みたいな事をそれぞれ言っているのですが、かかずさんの読みがとても可愛くて可愛くて。

桑島さんの白いヘビも、さすが朗読劇経験者だけあって、とても素晴らしくて、楽しく聞かせて頂いたのですが、一番最後の「幸せに暮らしましたとさ」的な部分にあたる所にちょっとそれまでとはトーン変わった、含みのある表現をされていました。

もしかしたら、自分の解釈がそこまで汲み取れなかっただけで、この白いヘビという物語は、根底に大きな黒い意味を含んだ物語だったのかもしれませんね。
前回もこういう深読みのような事を、フリーダーとカーターリースヒェンの時にしていたのを思い出しました。

う~ん、深い!グリム童話!(笑)



・旅芸人のいたずら

桑島さんと、名塚さんと、豊口さんの演目を観てきました。

今回の演目は、「シュールめな作品が多い」というような事を、ゆーのちゅーぶ(東京ジャンケンのYoutubeによるキャスト紹介動画)で聞いた覚えがありましたが、この旅芸人のいたずらが自分の中ではその最たる例かなと思いました。

バイオリンの演奏に長けた旅芸人が、退屈しのぎに動物たちをバイオリンで呼び寄せて、その音色に惚れた動物達に、「バイオリンを教える」と言いながら、木に縛り付けたりするようないたずらをしでかしていくお話です。

この物語でとてもびっくりしたのが、オチが「旅芸人にお咎めが無い」という事なのです。

旅芸人に騙された、オオカミ、キツネ、ウサギ達は、オオカミは自力で難を逃れ、キツネ、ウサギを助け、旅芸人に報復をしてやるという事で、旅芸人探して駆けました。

その時、旅芸人は、バイオリンの音色に惹かれて現れた木こりに、いたずらをすることなく演奏を披露していました。

その演奏にすっかり惚れた木こりは、旅芸人を見つけて襲い掛かろうとするオオカミ達を斧を持って追っ払ってしまいました。

というオチだったのですが、今までのグリム童話って、因果応報といったようなのが多く、私はてっきり旅芸人はオオカミ達に殺されてしまうのかとばかり思っていました。

ところが何のお咎めもなし。

観後の私は驚いてしまいました。 そこであの「シュールなのがある」という言葉を思い出したのです。

さて、物語の感想はここまでにして、続いて演技の感想です!

旅芸人のいたずらで、特に印象的だったのが、演者さんによる動物達の演技の違いですね~!

オオカミ=逞しくて雄々しい感じ
というのは割りと共通だったのですが、キツネとウサギの解釈がそれぞれ違って楽しかったです。

キツネはやはり細くて尖った感じの声。桑島さんがお手本のように綺麗に演じて下さいました。

名塚さんの解釈はまた面白くて、「キツネはイケメン」といった感じでした。ハンサム声。文字でしかこれを伝えられないのがとても惜しいです。

豊口さんのキツネは、鼻を摘んだような声でした(実際に摘んでた) 「オオカミのアニキィ~~」みたいな(わかりづらい)


ウサギは、可愛らしいイメージの桑島さん。

ちょっと抜けた感じのおっとりしたウサギさんの名塚さん。

豊口さんのウサギは、何故かすごいセクシーで堂々とした態度のウサギでした。

豊口さんウサギ「たすけてぇ~~~!(やたらセクシーな声で)」でなんか笑ってしまったという(笑)


・白雪姫

白雪姫はペアでの演目だったので、能登さん桑島さんペア、名塚さん桑島さんペア、かかずさん豊口さんペアの三組を観てきました。

今回から導入されたペア朗読。これもそれぞれの個性が発揮されて、例外なく一つとして同じ演目のないものへと仕上がっていました。

ペア朗読での個人的な印象として、特に面白かったのが語り側の表現だったりします。
語りパートに集中できるからなのか、ここでも各々の個性の方向性の違いがとても楽しかったです。

能登さんとかとても顕著で、ソロでの語りではとても演出を加えて、声のトーンを落としたり、怖い雰囲気にしたりするのに対し、ペア読みでの語りだと台詞側を立てるような、綺麗な語りだったりした印象を受けました。

さてこの白雪姫。台詞側の方もとても大変です。

何と言っても登場人物が本当に多いのがこの白雪姫です。
白雪姫や悪い王女に、変装した悪い王女、鏡に王子、そして狩人から七人の小人と。有名な作品ではあれど、役作りが大変だったのではないかなぁと思いました。

特に七人の小人でしょうか。
ディズニー映画で「ハイホー♪ハイホー♪」と有名な七人の小人ですが、それぞれのキャラクターがはっきり別れていたりします。

先生のドク
怒りんぼうのグランビー
ごきげんなハッピー
ねぼすけのスリーピー
照れ屋なバッシュフル
くしゃみをしてるスニージー
おとぼけのドーピー

この設定を特に活かしていたのは豊口さんの七人の小人でした。
さすが、ディズニーが好きな豊口さんならではですね。

それと、桑島さんの七人の小人もすごかったのです!
恐らく、桑島さんが一番バリエーション多く七人の小人を使い分けていたように思えました。
比較的同じ人物が多く喋る事が多い中、桑島さんの七人の小人は、出来る限り7人全てを沢山出そうとしてらっしゃったんですね。 本当にすごい…!

さて、鏡の表現も、白雪姫の方が美しいと強調していたり、淡々としていたりと、表現の違いが目立って面白いポイントでもありました。

中には鏡が女王を煽るような感じのアクセントが含まれていたりも(笑)


桑島さん語りの白雪姫は二回観た事になるのですが、語りが違うだけで印象も大きく異なったので、そういう意味でもこのペアでの挑戦は大成功だったのではないでしょうか。


・ラプンツェル

かかずさん、能登さん、名塚さんのラプンツェルを観てきました。

ラプンツェルというと、ディズニー映画であった「塔の上のラプンツェル」とかが出てきた自分だったのですが、グリム童話で描かれるラプンツェルはかなり違ったものでした。やはり原作はこうエグみが入っているんですね。

そもそも、「ラプンツェル」という野菜があったという事を初めて知りましたね(笑)

さて、そんなラプンツェルですが、こちらも本の妖精達によって様々な解釈がされていました。

ゴーデルおばさんという、ラプンツェルの育ての母である魔女の解釈が特に印象的でした。

ゴーデルに内緒で王子と逢瀬を交わしていることがバレてしまったラプンツェルは、その美しい長い髪を切られ、外の世界へと放り出されてしまいます。

そしていつものように王子がラプンツェルに会いに行くと、そこにはラプンツェルの姿はなく、ゴーデルが居ました。
そこでゴーデルは、王子にもうラプンツェルは居ないと告げるのですが、ここでの解釈がとても印象的だったのを覚えています。

目の前の王子に対して怒りを露わにした様と、育ての母としての母性から、悲しみを表れた様。この比重がそれぞれとても違くて印象的でした。

あとこれは絶対に書いておかないと!と思っていたのが、名塚佳織さんの演じていた王子!

なんかこう……すごく…軽いというか…

「チャラい」と言った感じでしょうか(笑)

この後王子は、ショックのあまり、塔から身を投げ出し、一命を取り留めたものの、失明してしまうのですが。

「この王子がここで飛び降りるの?!」
って思ってしまうような軽さ!(笑)


前回も、そして今回もそうでしたが、個人的に、名塚さんの読みはこう毎回ちょっとしたユーモアが加わっていて、楽しみなポイントでもあるんですよね。



・ねずの木

桑島さん、かかずさんペア、豊口さん、能登さんペア、能登さん、名塚さんペアの三組を観てきました。

さぁそんなねずの木。まず最初に、個人的に今回のグリム童話で一番好きな演目となりました。

どんな話かというと、ハードな描写の多い、復讐劇(?)といった感じでした。

昔々、あるところに父親と母親と兄と妹が住んでいました。
兄は先妻の子供であり、母親から常に邪魔者扱いされていました。
ある日、兄を母親が殺してしまいます。そして妹のマルレーンを共犯のようにし、証拠隠滅に兄の身体を切り刻み、スープにしてしまいます。

何も知らずに外出から帰ってきた父は、そのスープを食べると、取り憑かれたように一気に平らげてしまいます。
悲しみに暮れるマルレーンは、その残った骨を全て拾い集めて、絹のハンカチに包み、ねずの木の下に埋めます。

するとねずの木から一羽の兄の生まれ変わりである小鳥が誕生します。

小鳥はとても綺麗な声で歌い、そしてその歌声に惹かれた職人達から、歌の代わりに、金の鎖、赤い靴、そして、大きな石臼を貰います。

鳥は家族の元に戻り、また歌います。
すると家から出てきた父親には金の鎖を、妹のマルレーンには赤い靴を、そして母親には頭上に石臼を落として殺してしまいます。

すると鳥は人間の姿に戻り、父親とマルレーンと一緒に幸せに暮らしました。



ざっくりとですが、こういうお話なのでした。
ところどころの描写が本当にグロいですね。本当は怖いグリム童話らしいといったところでしょうか

グロい所が目立つ印象がありますが、間の描写がとても切なくも綺麗で、悲しみに暮れながらねずの木に骨を埋めたマルレーンに、木が形を変えてまるでマルレーンを抱きしめるようにと表現された描写は、素敵な影絵を見ながら感動する演出の一つでした。

月の移り変わりの語りも流れが美しく個人的に好きな描写で、お話の綺麗さをとても感じましたね。

さてさて、それでは演者さんの感想を

あらすじを見てもこのねずの木、描写のハードな復讐劇の要素が強く、怖さにウェイトが置かれた表現が多かった印象がありました。

中でも特徴的だったのは、母親の表現や、最後の鳥が歌う所かなと思いました。

いかにもガラの悪い感じの母親を演じていたかかずゆみさんに対し、一見穏やかなんだけど、静かな狂気を秘めてるような能登麻美子さんの母親の表現の対比が印象的でしたね。

最後のシーンで、鳥の歌を聴きながら母親が苦しむ様が、とてもそれを表していて、もがき苦しむ様と、押し潰されるような苦しみの様とで、真に迫るものを強く感じたのを覚えています。

そして、この物語の見せ場の一つである、最後の鳥が歌い、聴いてる母親だけが苦しみ続けるシーン。

母さんが僕を殺し
父さんが僕を食べた
妹のマルレーンが僕の骨を絹に包み
ねずの木の下に埋めてくれた
キーウィット
キーウィット
僕はなんて綺麗な鳥なんだろう


という歌を鳥が歌うのですが。
語りと台詞との掛け合いがとても素晴らしいシーンでした。

特に語りの狂気を孕んだ感じがもうゾクゾクするほど怖くて
桑島さんの語りは、その狂気の部分を描きながら語りをしっかりとする感じの読み方。
本当に素晴らしくて、最初に聞いてたから、他の方の演技をまた違った視点で楽しむ事が出来たと感じました

豊口さんの語りは、本の妖精という役を演じてる感じがしました。すごい感情の入った語りで、台詞との間を短めに入り、テンポからもスリリングな感じを出しているような、そんな語りでした。
母親が苦しむシーンを読む時なんて、妖精がニタァと笑いながら、「いい気味だ」と思いながら読んでいる感じがするような。(妖精なのかこれは?(笑))

とてもすごい怪演だったのですが、文章で上手く伝えられないのが本当に悔しいです!

そして能登さんの語りは、怖さと同時に、悲しさを内包したような語りでした。その前に、他の演目を聞いていたのもあって、急激なトーンダウンからの怖さを強調したものになるのかと思ったら、もっと憂いのようなものに満ちていて、また違った一面を楽しむ事ができました。

この豊口さんと能登さんのペアがもう!
本当に怖くて!(笑)


朗読劇観ながら怖くて手に汗握ってるっていうのも我ながら珍しいんじゃないかな~なんて思ってしまいました
いや本当に毎回楽しませて下さいますね。「東京ジャンケンの百物語 グリム童話」は


さてさて、そんな母親と小鳥の復讐のシーンでは、台詞で名塚さんがまた良い表現をされていました。

後半の最後の歌の所では、声を張らず、淡々と読み上げるように歌っていったんですね。
静かな間の中で呟くように歌う鳥になった少年の歌。

それに呼応するような能登さんの演じる母親の押し潰されそうな苦しみ。
それが重なり、怖く、美しくもあるような、素敵な表現の演目になりました。



・ホレばあさん

桑島さん、豊口さん、能登さんのホレばあさんを観てきました。

さてこのホレばあさん。これもなかなか聞いたことがあるって人が少ない題材なんじゃないかと思います。

美しくて真面目な娘と、醜く怠け者の娘。二人の娘が居て、母親は実の娘である怠け者の娘を可愛がっており、連れ子である真面目な娘の事は気に入っていなく、家事や仕事は全てこの娘に押し付けていました。

ある日、真面目な娘は母親の命令で井戸で仕事をしていると、うっかり井戸に落っこちてしまいました。落ちた先には草原が広がっていて、そこで困っているパン焼き窯に居るパンを窯から出し、困っているリンゴの実を木から揺すり落としてあげると、一軒の家に辿り着きました。

家主のホレばあさんという老婆は、家の手伝いをしてくれるのを条件で快適な生活を約束してくれました。
真面目な娘はこれに従い、毎日真面目に手伝いをして、快適な生活を過ごす事になりました。

しばらくして、家が恋しくなった娘は、ホレばあさんに家に帰りたいと言うと、ホレばあさんは今まで働いてくれたお礼に金を沢山与え、娘を帰してくれました。

沢山の金を持って家に帰ってきた娘を見て、これまでの経緯を聞いた母親は、怠け者の娘にも幸せになって欲しいと、ホレばあさんの所に向かわせるのでした。

ところが怠け者の娘は、パンも放っておけば、リンゴの言う事も無視して、ズカズカとホレばあさんの家に向かって進みました。
そして、同じように怠け者の娘はホレばあさんの手伝いをすることになりました。
しかし、最初の内は真面目に働いていた怠け者の娘は、徐々に怠けていきはじめ、最終的には何もしなくなってしまいました。
これに見かねたホレばあさんは「もう帰ってくれ」と言わんばかりに怠け者の娘を追い出しました。
金が貰えると期待して快く帰っていった怠け者の娘には、たっぷりのコールタールが降り注ぎ、そのコールタールは一生落ちる事はありませんでした。


といったお話。
ねずの木とか白雪姫とかラプンツェルとかに比べると、比較的マイルド(?)なお話ですよね。

気付いた人もいるかも知れませんが、今回の公演の構成

最初は「白いヘビ」、「ラプンツェル」
次のペア読みが「白雪姫」、「ねずの木」
最後が「旅芸人のいたずら」、「ホレばあさん」

と、最後は割とマイルドなお話で締めてるんですよね。
ねずの木とか白雪姫とかを観てゾッとした気分の後というのもあって、ちょっとホッとしたり(笑)

さてさて、そんなホレばあさんの表現の感想を

このお話は、真面目な娘や、皆さん本当に可愛い素敵な感じで演じていたのですが、個性が特に出ていたのは、怠け者の娘や、パンやリンゴといった、脇を固めるキャラクターで特に個性が主張された感じでした。

特に皆さんの怠け者の娘が面白くて、皆さん持てる限りの醜いだろうという表現がこう…(笑)

ホレばあさんも、歯が無さそうな老婆だったり、ちょっと若めの老婆だったり、ホレばあさんのビジュアルがそれぞれ異なったように見えたんじゃないかな~と思いました。

全体的に笑えるようなお話になっていたのもあってか、音楽の止めを活かした形での笑いの表現が印象的でしたね。
怠け者の娘がパンやリンゴのお願いを全部断っていってしまうところなのですが、面白おかしくなるように表現されていました。

こういう表現は、前回のグリム童話の「フリーダーとカーターリースヒェン」でも行われていましたね。

ちょっとシュールながらも、軽快なテンポと語り口で楽しいお話になりました。






さてさて、ざっくりとですが、6作品の感想を終え、最後に少しだけ。

こぼれ話なのですが、このTACCS1179、劇場の向かいが線路沿いという事もあり、上演中にも結構電車が通る音が聴こえたりするのです。本来なら、「観劇の邪魔だなぁ」なんて思う方も居るとは思うのですが、自分にとってはこれが意外とプラスに作用していたというか、何故か、良いタイミングで(?)この電車の音が聞こえたりしていました(笑)

これからトーンが落ちて怖いパートに入る…という時に、「ゴゴゴゴゴ……」って音が急に目立ち、最初は普通に効果音なのかと勘違いしていた程でした。

完璧な環境での舞台というのも大事な事かもしれませんが、個人的にはこういうちょっとしたライブ感もとても好きです。


さて、今回で二回目のグリム童話。
劇場も同じTACCS1179というのもあり、「今年もやってきた」という楽しみと期待が込み上げてきたのが記憶に新しいです。

中に入ると、前回同様、森の奥を彷彿させるBGMやセットに、本の妖精が座る椅子に、火を灯す燭台と、細部は異なれど、去年と同じ風景に包まれ、上演前特有の幸せな高揚感に包まれながら、妖精の登場を心待ちにしていました。
個人的に、映画やコンサート、舞台を観る時のこの瞬間と、終わってから席を立つまでの瞬間がとても好きというのもあって、その感動もひとしおでした。

続いて衣装の話なのですが、今回も、本の妖精の衣装は素敵なものとなっていました。前回同様白を基調とした衣装なのですが、ワンポイントにあしらった花の飾りが、お客様から届けられたお花を使って作られていました。
ペンダントや髪留めと素敵に彩られたその飾りは、東京ジャンケンのブログで見る事が出来ますので、是非ご覧下さい。


そして今回は初の大阪公演もありました。この時には、私は大阪公演のチケットを取っていたので、私自身、人生初の大阪という事もあり、胸を躍らせていました。
大阪公演での感想はまた次回書こうかと思っています。時間の都合、東京公演では観ることが出来なかった佐藤利奈さんの朗読もこの大阪で観ることができましたので。その辺も書けたらなぁと思っています。


最初にも書きましたが、本当に前回以上に、「全部観たかった!」と思える公演でした!

東京ジャンケンならではの、
東京ジャンケンだからこその、
東京ジャンケンでしか成し得ない、本当に素敵な朗読劇。


大阪も含めると、舞台が終わってから約一月が経ちましたが、今でも昨日の事のように思い浮かびます。

の日記を読んで下さって、少しでも東京ジャンケンの事が気になった方の、観劇のきっかけに、そして、観劇された方の感動を思い返すお手伝いが少しでも出来たら幸いです。

豊口さん、野坂さん、出演者ならびにスタッフ、関係者、そして劇場へ足を運んでいらっしゃった皆様。
素晴らしい公演を本当にありがとうございました!

次回の公演も楽しみにしています。


それでは、少し長くなってしまいましたが。今回はこれにて。

次の日記では大阪公演についての、こっちはちょっとくだけた旅行記にでもなればいいかな~と考えています。
それではまた次回!



◆東京ジャンケン公式サイト(今回の公演のグッズの販売も始まっていますので、気になった方はぜひ!)

http://tokyo-janken.sakura.ne.jp/


◆東京ジャンケン公式ブログ(日記にも書いた衣装の様子や、演じる時のテーマなど、色々な話が綴られています)

http://ameblo.jp/tokyojyanken/


◆東京ジャンケン公式Twitterアカウント

https://twitter.com/tokyojanken


◆豊口めぐみと野坂実の東京ジャンケンラヂヲ(全てはここから始まった?豊口さんと野坂さんによるラジオ番組です。)

http://www.radi-con.com/program/148

※購入式のラジオ番組となります。 こちらの「らじこん」2015年4月末を以ってサービスが終了となりますので、ご利用はお早めに!

詳しくはこちらをどうぞ
http://www.radi-con.com/notice


◆音泉 「名塚佳織のかもさん學園」
東京ジャンケンの看板女優とも言われる名塚佳織さんのインターネットラジオ番組。(2015年3月2日の配信で、豊口めぐみさんがゲストに出演されています。ここでしか聴けないような舞台のお話も沢山あったのでぜひ)

http://www.onsen.ag/program/kamo/
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プロフィール

Yong_Ki

Author:Yong_Ki
新旧問わず、ロボットアニメと音楽が大好きな「おおきいおともだち」です。

最近は他のアニメや特撮作品にも興味を持ち始めました。

ブログはまだ不慣れですが、ちびちび更新していきたいと思います。

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